​トラウマ PTSDの解消のためのサポート

 

​深刻なトラウマ体験をした場合、思い出したくないトラウマが恐怖とともにフラッシュバックのように思い出されてしまい、自分で回復をすることは難しくなることがあります。そうなると自分にはどうしようもないという絶望が深まるばかりです。

ウッズにピアリング

当研究所ではこのような方に対して、トラウマの体験を受け止め、気持ちを楽にし、ポジティブな考えができるようになるためのいくつかのセラピーをご用意しています。

  EMDR セラピー       

EMDRとは眼球運動による脱感作と再処理法(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)の略称です。セラピストが左右に動かす指をクライエントの方が目で追っていくような映像をご覧になった方もいるのではないでしょうか。

このセラピーはなんらかの心理的問題が背景にある苦痛に対して,脳の情報処理システムや記憶の仕組みに力点を置いて問題の解決を行う統合的心理療法です。

EMDR は心 的トラウマの後遺症や他の否定的な人生の体験から生じる苦痛を軽減するために用いることができる安全で穏やかなセラピーであり、かつとても多くのエビデンスが報告されている信頼できるセラピーです。

​TF-CBTセラピー

TF-CBTは、トラウマとなる出来事を体験し、PTSDや関連症状(うつ、不安症状、行動上の問題、恥や罪悪感など)によって生活面で何らかの機能障害を起こしている3~18歳のお子様とそのお子様の主たる養育者の方を対象とした治療プログラムです。

このプログラムを希望される場合は、お子様と養育者がご一緒に8週〜16週間程度、一回50~90分間のセッションに通っていただきます。ご一緒に受けていただくことにより、お子様の健康が回復するだけでなく、お子様のことで心を痛めておられる養育者ご自身の抑うつ感情やPTSD症状、さらに養育能力や子どものサポート機能の向上にも効果を発揮します。

​持続エクスポージャー PE

PEとはPTSDに苦しみ、自分らしい人生を送ることができなくなった方のための治療法です。米国学術会議ではあらゆる治療法の中でもっとも有効とされており、国際トラウマティックストレス学会をはじめとする各種ガイドラインでも第一に推奨されています。また日本で行われた治療研究でも高い効果を示しています。    

このプログラムは、少なくともトラウマ被害から 1ヶ月が経過し、それでもなお強い PTSD 症状が持続している方を対象に行うもので、週に1回、毎回90分の治療を6回〜15回ほど実施します。

この治療法の特徴は、治療者が患者に寄り添って安全にトラウマ記憶に触れることを通じて安心感を確認しながら、トラウマの影響を受けた感情と認知を修復し、回復のプロセスを共に歩むことにあります。

深刻なトラウマ体験をした場合、特にPTSDになると、思い出したくないトラウマが、恐怖とともにフラッシュバックのように思い出されてしまい、自分で回復をすることは難しくなります。そうなると自分にはどうしようもないという絶望が深まるばかりです。このような方に対して、トラウマの体験を受け止め、気持ちを楽にし、ポジティブな考えができるように作られたのが、持続エクスポージャー療法(PE)です。治療者と一緒にトラウマに戻って、そこから一緒に回復の道を歩む治療だといってもよいでしょう。

毎回ホームワークもお願いしますので、回復までの期間は少し大変かもしれませんが、ご自身の健康と以前のような笑顔を取り戻す道のりを私たちにお手伝いさせていただければ幸いです。